Tuesday, October 16, 2012

BLACK DIAMOND ハイライト

テントはBLACK DIAMONDのハイライトを使っている。

穂高岳山荘のテント場

テント場でよく「どうですか?」って聞かれるんだけど、「うーん普通です」とか答えてる。というのは、同じ条件でほかのテントと比べたことが無いので、なんともね。

ちなみにテントは相当考えて決めました。
候補として挙がったのは、
こんなところでした。
使う場所とか条件とかは、
  • 登山で使う
  • 一人で使う
  • ほとんど標高2,000mより上での幕営だと思う
  • 稜線のテント場でも使う
  • 厳冬期でも使う
なので、
  • 冬の利用を考えると、普通のダブルウォールは風がシャットアウトできないので寒いかなということで、NEMO、MSR、ドマドームが外れる(ステラリッジはスノーフライがある)。
  • AKTOはお高いし自立しないのがちょっと気になる。
  • X-TREKマイティドームはちょっとお高いかな。
となって、Black Diamondの2種類かステラリッジかでちょっと悩んだんだけど、ルックスと重量でBlack Diamondを選択。冬はただでさえ装備が重いので、ステラリッジはスノーフライでの重量増がちょっと気になった。あとはFirstLightかHiLightかという選択。これは軽さでHiLightを選んだ。
この軽さってのは、オプションのベスティブール(前室)含めての重量で決めた。
シングルウォールを選ぶってのはちょっと割り切りが必要だった。実際割り切れなかったのでベスティブールを同時に買っている。前室はやっぱり要るのではないかと判断したのだ。
で、実際使ってみてどうか。

悪いところ:
  • やっぱり結露する。
  • ベスティブールを付けるのが面倒(たぶんFirstLightはそうでもない)。
  • 防水透湿素材なので汚れが性能を悪くする(GOREのウェアと同じね)。
  • ベスティブールを入れると軽くない。
いいところ:
  • 設営、撤収が楽。
  • 耐風性。
  • 普通の一人用よりちょっと広い。
  • ドアが広いので、開放感がある。
  • 年中使える。
  • ルックスが好き(これは主観)。
という感じ。

結露はポタポタ落ちてくるという事は無く、まあアリなレベルじゃないかと。条件によっては一晩寝ても結露しないこともある。気になったら拭けばよし。
ベスティブールは、正直面倒。これに関してはファーストライトの方がいいと思う。個人的にはもう要らないと思ってるし、実際使ってない。雨の日はあるとうれしいけど、それも煮炊きの時だけの話だし。濡れたものの管理をちゃんとして、シュラフカバーを使って、スタッフバッグは全部防水のモノ(グラナイトギアのやつを使っている)にすれば問題ない。シュラフは晴れてたら早めに広げて、雨なら寝る直前まで出さない。
厳冬期は水分がすべて凍る(-20℃とか)ので、ダブルウォールでもテントの中は霜びっしりじゃないかな。そうでもないのかな。いずれにしても下山するまで融けない。NEMOのObiみたいに風スースーのだと死ねる気がする。

ハイライトで良かったなと思うのは、槍ヶ岳山荘とか穂高岳山荘に隣接してるような、稜線のテント場での幕営。狭くてペグが刺さらなくて強風吹きさらしなので、自立式シングルウォールは最強だと思う。



槍ヶ岳山荘のテント場
槍ヶ岳山荘のテント場

そんな感じで気に入って使ってます。人にお勧めするかというと、どうなんでしょ。今なら軽くなったモンベルのステラリッジが無難な選択かなぁ。前室を積極的に使いたい人ならMSRもいいかも。NEMOのObiは強風が吹くとバタバタしそうだったな。

実際には、厳冬期でも普通のダブルウォールテントの人も居るし、ツェルトの人だっている。工夫次第、割り切り次第でどうにかなるという事でしょう。

Monday, October 15, 2012

Oct 6~8 八ヶ岳 #3


#2の続き。

三連休最終日の8日は、根石岳→天狗岳→黒百合平→渋の湯というコース。白駒池まで行って麦草峠からバスというのも考えたんだけど、温泉でフィニッシュしたかったのでやっぱり渋の湯に降りることにする。
渋の湯からバスなんだけど、このバスが1日3本。乗れるバスとなると11:30か14:50。11:30のバスに乗れなくはないんだけど、きっと帰りのワイドビューしなのの空席はないだろう。というのは、金曜日の時点で、塩尻を17:03に出るのが取れなくて、仕方なく18:02の切符を持っているくらい。暇を持て余すなら山に居た方がいいという事で、遅めの出発。
時間はたっぷりあるので、ゆっくり歩いて根石岳へ。天気がいいので暑い。さらに今回日焼け止めを忘れてきてしまった。
根石岳山頂でちょっと景色を眺めたりして東天狗岳へ向かう。途中、白砂新道への道標を見てふと立ち止まる。本沢温泉方面もいいかなと。本沢温泉→しらびそ小屋→稲子湯というルートで行っちゃおうかなと。ちょっと考えたんだけど、バスの時間とか小海線の時間とか調べたりするのが面倒だったし、もうちょっと登りたかったのでやっぱり予定通り東天狗岳へ。
ちょっと休憩して、お隣の西天狗岳を登る。時間に余裕がありまくるのでコーヒーを入れたりしてゆっくりした。天気も良くて気持ちいい。

Oct 8 Yatsugatake

Oct 8 Yatsugatake

また東天狗を少し登りかえして、黒百合平に向かう。黒百合平に向かうには、中山峠コースと天狗の奥庭コースとあるんだけど、今回は天狗の奥庭コースにしてみた。一度だけここを登ったことがあるんだけど、冬だったので雪で埋め尽くされていて、ルートはテキトーな感じだった。いや、雪が無いとこんなに岩ゴロゴロだったのね。下りでこういうのは膝に来る。しっかりストレッチしておいてよかった。岩ゴロゴロの道を楽しんで黒百合ヒュッテへ。
黒百合ヒュッテで蕎麦を食べて、また長めの休憩。


後は渋の湯まで降りるだけなんだけど、このルート、夏道を下るのは初めて。ここがまた岩ゴロゴロでしかも樹林帯の中なので苔が付いていて滑る。下りはちょっと怖い。唐沢鉱泉との分岐まで来ると歩きやすくなってくるけど、それまではそーっと歩く感じ。こういうのは苦手じゃない。下半身でバランスとりたい人なので、こういう所はポールをしまっちゃいます。

Oct 8 Yatsugatake

Oct 8 Yatsugatake

そんな八ヶ岳らしい癒し系の道を渋の湯まで無事に下山。ゆっくり温泉に浸かってさっぱり。

去年の夏に1泊で歩いたコースを2泊かけて逆向きで歩いてみた。さすがにちょっと暇を持て余したけど、のんびりできて良かったかな。
八ヶ岳はこれでもう8回。迷ったら八ヶ岳という感じになってる。いつも同じような所ばかりなので、そろそろ違うルートも行きたいかな。東側、権現岳方面、黒百合平より北はまだ行ってない。
次に行くときはもう雪でマッシロな時期かもしれない。

Sunday, October 14, 2012

Oct 6~8 八ヶ岳 #2

#1の続き。

朝暗いうちから出たかったんだけど、雨により遅延。結局7時頃業者小屋出発。
この日は阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳→オーレン小屋という予定だったけど、濡れてるしマッシロだし遅いしって事で、阿弥陀岳をやめて文三郎道で赤岳に向かう。わかっていてもやっぱりしんどいね。赤岳山頂はガスでマッシロ。こんな天気でも人は多め。

地蔵の頭を過ぎて横岳のアップダウンを歩いていると、ガスがちょっと切れていい感じの景色が現れた。


Oct 7 2012 Yatsugatake

Oct 7 2012 Yatsugatake

断続的にガスは流れてくるけど、おおむね天気も良くなって、気持ちよく横岳を歩いて行った。


Oct 7 2012 Yatsugatake

Oct 7 2012 Yatsugatake

Oct 7 2012 Yatsugatake

Oct 7 2012 Yatsugatake

横岳を抜けて硫黄岳へ。広々とした山頂は人がいっぱい。 ここで昼食とコーヒー。時間には余裕があるのでゆっくりと。 黒百合まで行ってしまおうかと思ったけど、最終日に歩くところを残しておきたいし、今回はのんびりプランなのでもうオーレン小屋に降りることにする。

赤岩の頭からオーレン小屋への道は、ちょうどテント場に繋がる。テント場に到着してすぐ目に入ったのは、名古屋のAヶ丘高校ワンゲル部のテント。実は6日の行者小屋にも居ましたね。 さすがトップを争う高校。暇な時間に英単語の勉強とかしてたり。なんか単語クイズみたいなのしてたけど、だいたい解った。僕に解るレベルじゃちょっとアレなのでもっとがんばりましょう。 ちなみに僕はこの少年たちが滑り止めで受けたであろう高校に行って、冬休みは八ヶ岳の近くの松原湖でアイスホッケー部の合宿10日間。初日の出は氷の上でスケーティングしながら見ました。そして宿題は100%放棄した(そしてその後高校自体を放棄した)。

 オッサンはひたすら暇を持て余してボケーっと過ごした。





Oct 7 2012 Yatsugatake

Oct 7 2012 Yatsugatake

暇だったし、ビールとワインを飲んで、ご飯を作って食べて。お風呂に入って(オーレン小屋はお風呂があります)横になったらすぐ寝てしまった。
しばらくたって、外からオリオンだのベガだのと話す声が聞こえてきて、テントから顔を出して見上げたら見事な星空。
しばらく堪能して、ちょっと寒いなぁって思いながら就寝。


Thursday, October 11, 2012

Oct 6~8 八ヶ岳 #1

10月の3連休は八ヶ岳へ行ってきた。
涸沢の紅葉がナイスな状態なのはわかっていたけど、この体育の日の連休が最も混む。昨年はテント1000張、トイレ待ち1時間だったそうだ。
どこへ行こうかいろいろ考えたけど、もうすぐ冬だしということで、予習もかねて八ヶ岳。これでもう8回目。せっかく3連休だから、のんびりプランで行くことにした。
10/6の朝の電車に乗って出発。初日は美濃戸口から行者小屋のテント場まで。美濃戸から柳川南沢コースを登ってゆく。この道を通るのは4回目だけど、登りは初めて。いつもの事なんだけど、八ヶ岳の樹林帯は苔がイイ感じ。そして秋らしい山。

OCT 6 2012 Yatsugatake

OCT 6 2012 Yatsugatake

OCT 6 Yatsugatake

OCT 6 Yatsugatake

のんびり歩いて行者小屋到着。さすがにテント場もそれなりに混んでいて、賑やかな感じ。テントを張って一息ついて、昼間から生ビールとおでん。ガスって山はよく見えなかったりするけど霞む景色は結構好き。
夕方までひたすらボケ~っとして、時折写真を撮ったりして過ごした。


OCT 6 Yatsugatake

OCT 6 Yatsugatake

OCT 6 Yatsugatake

このあと夜半には雨になった。おかげて冷え込みはない。とっても当てになる山の天気予報によると朝には止むそうだ。
時折強く降る雨音を聴きながらゆっくり寝た。


Thursday, August 16, 2012

Aug 4~6 南岳、北穂高岳 B&W

北穂に持っていったのはMAMIYA C220。
久しぶりに白黒フィルムでも撮ってみた。

[Aug 5 2012 Minamidake - Kitahotaka]

[Aug 5 2012 Minamidake - Kitahotaka]

[Aug 5 2012 Minamidake - Kitahotaka]

Tuesday, August 14, 2012

Aug 4~6 南岳、北穂高岳

8/4~6でまた穂高方面へ行ってきた。
今回初めて岐阜側から入山した。
新穂高温泉 → 槍平 → 南岳 → 北穂高岳 → 涸沢 → 上高地 というコース。
1日目は槍平までのやさしいコース。白出沢出会までは車も通れるような道なのでサクサク歩ける。白出沢より先も癒し系な登山道なんだけど天気が良すぎて山なのに暑い。暑いけどちょっと減量の効果もあって楽に感じた。上高地側よりずっと人も少ない。
宿泊地の槍平はめちゃくちゃイイ感じ。沢が流れて滝があって。テント場も混んでいない。
槍平小屋は Love & Peace な小屋。
『ハート形の石を見つけてきて願い事を一つだけ思いながらそーっと鳴らしてね』

実は槍ヶ岳へ行くにはは上高地よりこっちの方が近い。去年は槍沢コースで往復したけど、こっちの方が良かったかな。
お隣のテントの若者がアイロン台の上で食事をしている。エクストリームアイロニングの人と出会ったのは初めて。南岳でアイロンがけしてきたそうだ。

2日目は南岳~北穂高岳というプランだったが、山の天気予報によると夕方から雷が出そうだと。そうなると稜線上のテント場はちょっと。北穂のテント場は、北穂高小屋から10分くらい離れているし(トイレも10分歩くという事)、涸沢まで降りるというプランに変更。
南岳新道の雪渓のトラバースは『よさげ』な所を渡る。アイロニングの人から南岳新道はキツかったと聞いていたので、それなりの覚悟で登った。たしかになかなか厳しい勾配だった。

2012-08-05-M[Aug 5 2012 Minamidake - Kitahotaka]inamidake-Kitaho-07

南岳小屋でCCレモンを一気飲みして北穂高へ向かう。天気が崩れる前に難所を通過したかったので、南岳のピークは今回見送った。いつか槍~南岳を歩くとしよう。
大キレットはやはり険しいと思う。涸沢岳と同じで見た目に険しい。こういう道は自動的に『ゆっくり気を付けて』になる。個人的には、こういう所より南岳新道とか重太郎新道にあるような、樹林帯の中で道が狭くて片側が切り立ってる所が要注意だと思う。木や草があるだけに『切り立ってる感』があまり感じられなかったりする。特に難所を過ぎてからの下りで雑に歩いちゃうと危ない。見た目ほどヤバくなかったり、見た目以上にヤバかったり、そういうのをちゃんと認識して歩かなければならない。そしてそれはそれほど難しいことでは無いと思う。

[Aug 5 2012 Minamidake - Kitahotaka]

[Aug 5 2012 Minamidake - Kitahotaka]

ややこしい道を登り切って北穂高小屋。まさに天空の城だ。テラスで味噌煮込みうどんを作って食べた。
ちょっとゆっくり休憩して、涸沢まで下り始める。涸沢カールは遥か下に見える。雨がパラパラ降りだしてレインウェアを着てしばらく経ったら止むというのが2回あったり、雷鳥の親子と出会ったりして、涸沢に到着。
さすがに疲れて、あまり考えずにそこらの整地されている場所にテントを張る。
そして、涸沢名物おでんと生ビール。気持ちよくいただきました。
ソフトボトルに水を一杯詰め込んでテントへ歩いていく途中で、高校の山岳部と思われるグループが炊事中(おそらくカレーを作っていたと思われる)に、『カレー味の○○○か、○○○味のカレーか』という人類の永遠のテーマについて、結構な大きな声で議論していた。みんなそうやって悩んで大人になるのだ。
 結局夕方の雷は無く気持ちよく寝ていたら、深夜に強烈な雨音で目を覚ます。そして雷鳴。かなりの雨量で、テントのフロアの下半分くらいに水が流れている。テントを張る場所はよく考えましょう。雷雨は朝方まで続いた。稜線のテント場に居たらちょっとアレでしたな。

3日目は小雨の中上高地へ向かう。だんだん雨は弱くなって本谷橋あたりでほぼ止んだ。
徳澤園でソフトクリーム、明神の嘉門次小屋で岩魚塩焼き定食を食べて今回も無事に下山。

今回印象に残ったのは槍平。とても気持ちのいい所だった。
槍平に2泊というプランで槍ヶ岳に行くのもいいかと思う。1日目は槍平までで、2日目に槍平~槍ヶ岳往復という計画だったら、2日目は結構時間に余裕があると思うから、槍平で気持ちよくのんびり過ごせる。そんなのしたいね。

Wednesday, August 1, 2012

八ヶ岳 Jun 23,24 2012

6/23,24にまた八ヶ岳へ。
なんだかんだでもう7回。
お供はMAMIYA C220。2眼レフです。これが一番信頼できるかも。他がポンコツすぎ?


[Yatsugatake Jun 23 2012]
東天狗岳山頂より根石岳、硫黄岳。

[Yatsugatake Jun 23 2012] my nest
オーレン小屋のテン場。いつものBD HiLite。

[Yatsugatake Jun 24 2012]
ヒュッテ夏沢の風力発電。

[Yatsugatake Jun 24 2012]
硫黄岳爆裂火口。

[Yatsugatake Jun 24 2012]
硫黄岳山頂より赤岳、阿弥陀岳。

[Yatsugatake Jun 24 2012]
柳川北沢コースで。

[Yatsugatake Jun 24 2012]
柳川北沢コースで。

Monday, July 2, 2012

コンパクト

ここ数年まともに自転車に乗っていなかった。
この春から地元でのオシゴトになって、乗る機会を作れる状態になったにもかかわらず、なかなかやる気スイッチが入らずにいたが、もう一度気合い入れて乗ろうと思う。
体には脂肪の鎧をまとっているが…

とりあえず、筋肉が落ちて脂肪が増えた体には53/39というクランクは厳しい。膝がやられるような気がする。
ということで、コンパクト(50/34)にしようといつものお安い通販ショップでオーダー。
すると、欠品とな。
シルバーのATHENAはもう製造していないそうで、黒ならあると。
ちょっと焦っていろいろ探したらウエムラにあった。

しかしいろいろ変わるね。
今使ってるクランクはUT(Ultra Torque)という規格なんだけど、2011からATHENA以下のグレードはPT(Power Torque)というのに変わっていた。
シマノのホロウテックと同じ方式でギヤ板側から生えている筒が左側まで貫通するタイプ。
UTは両側から筒が生えていて、真ん中で嵌合するようになっている。そしてその真ん中でボルトで固定する。
製造コストはPTの方が下がるそうで、少しだけ重量も軽くなる。
ただし、取り外しにはギヤプーラーが必要となる。プーラーは汎用品でOKだけど、プーラーの軸に置くアダプターが必要となる。

 UTの方が取り外しは簡単で、真ん中のボルトを外せば手で抜ける。
ただしUTの方が水が入りやすかったりするので、メンテナンスをちゃんとしなくてはいけない。
頻繁にバラすプロのメカニックとかにしてみれば、UTの方が良いと思う。
だからChorusより上のグレードはUTのままなのかな。 CULTベアリングもUT用しか無い。
ベアリングマニアとしてはちょっと残念。

50/34というインナーとアウターで落差のあるギアは最初は戸惑うと思うが、みんな使ってるし慣れればOKなんだと思う。

とりあえず痩せよう。
痩せた上に力をつければ登山も楽になる。


Monday, June 4, 2012

奥穂高岳敗退

GWは残雪の穂高方面に行こうと思ってたんだけど、他の用事により断念。
その次の週に、金曜をお休みにして行ってみた。

5/11(fri)は涸沢まで。平日なのでとても静かな上高地。
いつものように嘉門次小屋で岩魚の塩焼き定食。

ホントに人が少なくて、なんと徳沢にはテントなし。すれ違う人もとても少ない。
横尾までの平坦な道も、冬山テント装備を担いで歩けばちょっとした修行。
横尾からしばらく歩くと雪になる。シャリシャリ系の雪なので歩きにくい。
普通に積もった雪ではなく、デブリ(雪崩の後)の所も多い。というか途中ずっとデブリ。これがまた歩きにくい。
creek

本谷橋はかかってないんだけど、沢は雪で埋まっているので雪の橋を渡って渡渉する。
『雪の穂高岳』というDVDで予習してたので様子は想像通りだった。
やはり午後は雪が緩むので落石が何度も起こった。
とはいっても登山道まで落ちてくるものは殆どなくて、だいたい途中で雪に埋まって止まるんだけど、一回だけ勢いよく転がって登山道まで到達するのがあった。
初めて「ラク!」って叫びました。

シャーベットな雪が歩きにくくて、涸沢までがホントしんどかったんだけど、ゆっくりゆっくり歩いてなんとか涸沢ヒュッテへ。
テント場の受付をして設営。テントはとても少ない。涸沢とは思えない。
パスタとか作ってのんびり過ごした。ホントに静かな涸沢。平日っていいですねぇ。
前回の八ヶ岳に比べると全然寒くない。新調したサーマレストの40周年モデルのマットもいい感じで、とても暖かく眠れた。


5/12(sat)の朝はまたカレー。
明るくなってから奥穂方面に向かう。雪で埋まってるのでどこからでも登れる。
Hotaka

ザイテングラードの左側から登りだして、途中からザイテンの上に乗っかって登った。 天気は悪くないんだけど、上の方ではガスがハイスピードで流れてる。 振り返ればいい感じの雲海。これがまた美しい。
Sky

Sky

白出のコルに近づくと、なんだか白いし風が強い。
ちょっとアレかなぁと思いながら、雪の壁に隠された(というか雪に埋まっていた)穂高岳山荘で休憩。ホットカルピスで温まった。
風が強くてガスが濃い。
涸沢から白出のコルまでは、日があたるし風も穏やかなんだけど、稜線に出ちゃうと一気に別世界。
何人か登って行ったし、とりあえず奥穂山頂を目指してみた。
はしごを登り切った所がちょっとアレなんだけど、ここがまたガリガリの氷の上に木曜に降った新雪が乗ってるという状態。
ガスも濃いし風も強い。さらに足元がそんな感じ。というわけで撤退。また穂高岳山荘へ。
穂高岳山荘ではガスが晴れるのを待つ人が何人か居た。おしゃべりしながらちょっと待ってたんだけど、晴れてもちょっと危ない感じがしたので降りることにした。

ザイテンの上を降りてたら、ちょっと離れたところ(北穂側)を登ってる二人組の人が、ザイテン上の雪がちょっとクラックとかあるのでこっち来た方が良いと教えてくれた。ありがとうございます。
涸沢まで下りてヒュッテでラーメン。
風がちょっとあるけど、天気はよくて気持ちいい。
Kitaho

valley

携帯を見たら従妹からの着信あり。涸沢は基本的に携帯NGなんだけど、気まぐれに繋がってメールが受信できたり送れたりする。
叔母が入院していたので、気になって公衆電話からかけたんだけど出ない。
何度かかけたけど繋がらず。
この日は涸沢でのんびりする予定だったけど、とりあえず降りることにした。
横尾まで降りちゃえば、暗くなってもバスターミナルまでは歩ける。

殆ど休憩しないで横尾に着いた時はかなりの疲労だった。
横尾山荘からまた従妹に電話。今度はつながって、やはり叔母の具合がよくないという事だった。
「今すぐにどうということは無い」と聞いて、これ以上歩く気は全くなくなった。
電話を切ったらそのままテント場の受付。
やたらと空腹を感じたので、アルファ米のドライカレーを食べた。食べてちょっと寝たら随分と楽になった。
横尾は春。快適だった。雪が無くてあったかいし、トイレと水場は近いし、川の音が気持ちいい。
my life

ちょっと遅め(山にしては)の夕食を作って、缶ビールを一つ買って飲んだ。やたらと美味しく感じたな。
キレイな星空を眺めて、爆睡した。


5/13(sun)はもう帰るだけ。いい天気だったので気持ちよく歩いた。


今思えば、北穂にすればよかったかなとも思う。
北穂なら山頂近くまで風の裏になるので(風は岐阜側から吹くので涸沢側は強風がモロにあたらない)登頂できたのかなと。
まあ、また来年考えます。

Tuesday, March 6, 2012

厳冬期テント泊デビュー


ちょっと前の話になるんだけど、2月の18,19日でまた八ヶ岳に行ってきた。
これで6回目。厳冬期は4回目。いつものように単独行。
今回のテーマは厳冬期テント泊&縦走
渋の湯から入って、黒百合ヒュッテ(テント泊)→東天狗岳→根石岳→夏沢峠→硫黄岳と歩いて、美濃戸口へ降りるという計画にしてみた。
とにかく寒いんだろうけど、そういうアホなことするのもまた楽しいかと。

いつものように始発の『ワイドビューしなの』に乗って塩尻まで、塩尻から茅野までは普通の電車。これで9:40過ぎくらいに茅野に着いちゃうんだけど、渋の湯へ行くバスは10時25分発。
いつもこの時間がちょっと退屈。そして渋の湯までは1時間近くかかるので、歩き出すのは11:30を過ぎてしまう。
まあ黒百合までなので急いでもしょうがない。
ボチボチ歩いて2時間くらいで黒百合ヒュッテ到着。

初めての雪上テント設営は、整地になかなか手間取る。頑張って雪を踏みつける。
ずっと曇りで粉雪が降ってたんだけど、だんだん晴れてきた。
設営できたら、今回はエスプレッソを飲んでみた。小屋の玄関にある温度計は-10℃くらいだった。







テントの中は熱源が無い(キャンドルランタンとかぶら下げてみたけどなんも変わらん)ので、とっても寒い。
ただし、テント内で火を使うとすぐに温まる。なのでご飯を作って食べてる間はちょっと温まる。
温かいワインとレトルトのボルシチとパンでちょっとホクホクして、トマトソース作ってペンネを茹でてってやってたら、当然だけどテントの内側は霜がびっしりになっちゃう。冬にテント内調理をする以上これはどうにもならんね。
冬山のカロリー消費は半端ないので、けっこう無理やり詰め込む感じで満腹。




この日の夜はやたら冷えた。-20℃以下まで下がった。そして星はこれまためちゃくちゃいっぱいできれいだった。
予想はしてたけど熟睡は出来なかった。

朝はいつものようにカレー。フリーズドライのカレーを作って、さらに雪を溶かしてサーモボトルを満タンに。
やたらといい天気で気持ち良くて、もう帰ってもいいかなとかちょっと思った。
ちょっとのんびりしてゆっくり目に出発。

ナイスな天気で東天狗岳は結構人が居た。天狗岳に来るのはこれで4回目だけど、初めて晴れた。



景色を味わって、根石岳方面を見た。トレースは無いがルートはわからなくもない。
根石岳山頂から先は夏沢鉱泉から来る人のトレースがあるだろう。
東天狗山頂直下のちょっと緊張感のあるリッジを抜けると、もうヤバいところは無い。
根石山頂までの区間を頑張ってラッセル。そんなに深くもないけどやっぱりこういうのは慣れないと疲れる。
でもトレースがないところを歩くのは気持ちが良かった。




根石岳山頂から南側はトレースあり。箕冠山まで歩いて休憩。パワーバーとか食べてエネルギーを補給。
しっかり寝れなかった上に、今までで一番重い荷物だからか、ちょっとペースが上がらない感じ。
夏沢峠でまた休憩して、硫黄岳へのダラダラした登りをゆっくり登って山頂へ。
噂の暴力的な風ではなかったけど、やはりここが一番風が強かった。






雪化粧した爆裂火口とか赤岳方面とかいろいろしばし眺めて、赤岩の頭方面へ向かう。
この道は初めて通るんだけど、めちゃめちゃきれいな雪景色。あれを見にまた行きたい。
そして、コレ吹雪いたらどっち行ったらいいかわからんね。
赤岩の頭から赤岳鉱泉までの樹林帯の道はワインディングで、ずいぶん長く感じた。
赤岳鉱泉でゆっくり休憩+食事。この日はずっとなんかしんどかったけどこれで生き返った。

あとはしっかり整備された北沢コースを美濃戸口までサクっと歩いて終了。


冬のうちにまた硫黄岳に行きたいな。なんとも気持ちいい景色だった。
今度は赤岳鉱泉側から登ってみよう。